MENU

CLAUDE.mdとスキル、「何が違うの?」

Claude Codeを使い始めると、早い段階でCLAUDE.mdスキルという2つの仕組みに出会います。

ChatGPTやGeminiのGPTsに慣れた方ほど、最初は「どっちを使えばいいの?」と迷うのではないでしょうか。私も最初はそうでした。

いち関係者の私

ChatGPTのカスタム指示に慣れていると、最初は「CLAUDE.mdに全部書けばいいじゃないか」と思うんですよね。でも実際に使い続けるうちに、スキルとの使い分けが自然と分かってきます。

結論からお伝えします。

  • CLAUDE.mdは「使いながら育てる指示書」
  • スキルは「完成した手順を固定するマニュアル」

この2つは役割が違います。使うタイミングも違います。「どちらが上位」という話ではなく、プロジェクトの成熟度によって使い分けるものです。

一つずつ見ていきましょう。


目次

CLAUDE.mdとは何か?──フォルダに置く「専用指示書」

CLAUDE.mdは、特定のフォルダに置いておく専用の指示書です。

重要なのは、置き場所はどのフォルダでも構わないという点です。プロジェクトの性質に合わせて任意の場所に配置できます。

親フォルダのCLAUDE.mdはサブフォルダからも読み込まれます

私が実際に使っている「学習の記録」フォルダの構成はこうなっています。

学習の記録/
├── CLAUDE.md   ← ここに指示書を置く
├── 音楽/
├── 体育/
└── 作業学習/

「音楽」フォルダの中で作業していても、上位にある「学習の記録/CLAUDE.md」が自動的に読み込まれます。各教科のフォルダに入っても、学習の記録の書き方ルールが適用され続けます。フォルダを移動するたびに指示をし直す必要はありません。

いち関係者の私

このフォルダ構造に気づいたとき、正直「これは便利だ」と感動しました。音楽・体育・作業学習、それぞれのフォルダに同じ指示を書き直す必要がない。たった1つのCLAUDE.mdが全部をカバーしてくれるんです。

CLAUDE.mdの最大の強みは「柔軟に修正できること」

使っているとすぐ「ここを直したい」という場面が出てきます。

たとえば学習の記録で、目標の書き方に「教師が支援する」という表現が入ってしまうことがあります。そのとき私はその場でこう伝えました。

「目標の中に教師の支援は書かないでください」

するとCLAUDE.mdにその内容が追記され、次回からは正しい形で出力されるようになりました。

いち関係者の私

一言伝えるだけで次から直る。この手軽さがCLAUDE.mdの一番の良さだと思います。「完璧な指示書を最初から作らなければ」と気負わなくていい。使いながら育てていけばいい、と思えると、ぐっと楽になります。

使いながら育てられる。 これがCLAUDE.mdの本質です。


スキルとは何か?──「完成形マニュアル」の安定感

スキルは、CLAUDE.mdで試行錯誤を重ねて書き方が固まった段階で作るものです。

「この書き方で学習の記録を作っていい」と確信できたら、「この書き方をスキルとして書き出して」と依頼するだけでOKです。

スキルは出力がぶれません

CLAUDE.mdが「ある程度柔軟に動く」のに対し、スキルはマニュアル通りに実行します

決まった手順、決まったファイルの参照、決まった出力形式。CLAUDE.mdでは参照情報がないときに適当に補完してしまうことがありますが、スキルはそれをしません。毎回同じ品質で出力される安定感は、CLAUDE.mdにはないスキルの強みです。

情報が足りなければ確認してくれます

スキルの中では「対象生徒」「対象教科」「格納フォルダ」などを細かく指定できます。

もしユーザーがその指定を忘れていたとき、スキルは「どの生徒ですか?」と確認してから動く設計にもできます。情報が不足したまま進まない安全設計です。

スキルの呼び出し方は2通り

  • 自然言語:「学習の記録を作って」
  • /コマンド

しかも上位フォルダにスキルを置いておけば、そのフォルダ以下のどこからでも呼び出せます。音楽の授業を担当しているフォルダにいても、学習の記録スキルを呼び出すことができます。


CLAUDE.md vs スキル:使い分けの判断フロー

弟子

結局どっちを先に使えばいいんですか?

いち関係者の私

迷ったらCLAUDE.mdから始めてください。「これで大丈夫」と思えた段階でスキルへ昇格させる。この流れで考えると、迷わなくなります。

整理するとこうなります。

CLAUDE.mdスキル
いつ使う試行錯誤中書き方が固まった後
柔軟性高い低い(安定と引き換え)
出力の安定性やや揺れる安定
向いている場面開発・調整フェーズ運用・本番フェーズ

迷ったらCLAUDE.mdから始める。完成したらスキルへ昇格させる。

この一言で使い分けは完結します。

試行錯誤中はCLAUDE.md

新しい業務をClaude Codeに担わせるとき、最初から完璧な手順は見えません。まずCLAUDE.mdに「やりたいこと」を書いて動かします。使いながら修正を重ね、理想の出力に近づけていきます。このプロセス自体が、Claude Codeとの共同作業です。

書き方が固まったらスキルへ昇格

「これで大丈夫」と思えたら、その時点でスキル化します。以降はスキルを呼び出すだけで毎回安定した品質で出力されます。CLAUDE.mdはもう触らなくて大丈夫です。


実践例:学習の記録を作る場合

私が実際に取り組んだ事例で確認しましょう。

① CLAUDE.mdで始める

「学習の記録」フォルダにCLAUDE.mdを作り、こんな指示を書きました。

  • 学習の記録の書き方ルール
  • 目標・学習活動・評価の書き方
  • 使う語彙の制限

最初はうまくいかない部分がありました。目標に教師の支援が混入したり、評価の表現が固すぎたり。そのたびにCLAUDE.mdに追記して修正しました。使うたびに精度が上がっていく感覚は、GPTsのカスタム指示にはない体験です。

② スキルに昇格させる

書き方が安定してきたタイミングで「スキルとして書き出して」と依頼しました。

生成されたスキルファイルを上位フォルダに置くことで、音楽・体育・作業学習のどのフォルダにいても「学習記録作成」スキルが使えるようになりました。しかも「対象生徒を指定しないまま呼び出したとき、確認してから動く」設定を加えました。うっかり間違った生徒の記録を作るミスがなくなりました。

いち関係者の私

スキル化してからは、呼び出すたびに毎回同じ品質で出力されます。「また直さないといけない」というストレスが消えました。CLAUDE.mdで育てて、スキルで固定する。この2段階があることで、Claude Codeは本当に使い物になります。


まとめ──2つのツールで教育業務を仕組み化する

CLAUDE.mdとスキルは、教育業務を「仕組み化」するための2段階ツールです。

  1. まずCLAUDE.mdで試す
  2. 納得できる出力が安定してきたらスキル化する

この流れを繰り返すことで、学習の記録・指導案・通知表所見・移行支援計画など、さまざまな教育業務をClaude Codeに担わせることができます。

GPTsのカスタム指示で止まっていた方は、ぜひこの仕組みを試してみてください。「使いながら育てて、固まったら固定する」という感覚は、一度体験すると手放せなくなります。

このブログでは、私が実際に教育現場で試行錯誤したClaude Code活用の事例を継続的に発信しています。


よくある疑問Q&A

Q. CLAUDE.mdとGPTsのカスタム指示は何が違いますか?

A. GPTsのカスタム指示は1つのGPTに対してグローバルに適用されますが、CLAUDE.mdはフォルダ単位で設定でき、複数の用途を階層的に管理できます。用途ごとに独立した指示書を持てるのが大きな違いです。

Q. CLAUDE.mdはゼロから自分で書く必要がありますか?

A. Claude Codeに「このフォルダ用のCLAUDE.mdを作って」と依頼すれば骨格を生成してくれます。その後、使いながら修正・追記していく形が現実的で、最初から完璧に書く必要はありません。

Q. スキルはどのフォルダに置くのがベストですか?

A. 複数の業務に横断して使うスキルは上位フォルダに、特定の業務専用のものはその業務フォルダに置くと整理しやすいです。階層を活用することが鍵です。

Q. CLAUDE.mdで書いた指示とスキルが矛盾したらどうなりますか?

A. 基本的にスキルの指示が優先されます。スキル化する際にCLAUDE.mdの内容を引き継いだ形で設計しておくと、矛盾が起きにくくなります。

Q. スキルの作成にはどのくらい時間がかかりますか?

A. CLAUDE.mdで試行錯誤が終わっていれば「スキルとして書き出して」の一言で数分以内に生成されます。その後の微調整も自然言語で指示できるため、技術的な知識は不要です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次