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「人生で起きる事は全て必然」てホント?

「人生で起きる事は全て必然」?

「人生で起きる事は全て必然」と言う言葉があります。 本当でしょうか。

「50代後半になった私にとっては本当だった」と言えます。

新入社員だった私に厳しい言葉を投げかけた先輩たちがいました。

私は心底こんなところに来なければよかった、と思いました。

しかし今思えば、学生気分の甘さを指摘してもらっていただけでした。

社会で生きていく厳しさ、労働の対価としてお金をいただくことの意味を理解することができました。

失恋も何度もしました。

その度にその女性を恨みました。しかし今思えば、 相手を大切にする気持ちが足りなかった、と痛感しています。

このことに関しては未だに全く自信がありませんが、現在は何とか妻に見放されず、平和な(?)家庭生活を送ることができています。

職場での女性との付き合い方も上手な方だと思っています。

40代に仕事上のストレスから2ヶ月休職をしたことがあります。

それまでバリバリと仕事をやってきた私にとっては大変辛い出来事でした。

しかし、今思えばその時に休んだからこそ、心身ともに健康な体で復帰できたのだと思います。

そして、それをきっかけに会社の中での「自分の立ち位置」を見直し、「自分は平社員がふさわしい。」と自覚することができました。

昔の私を知っている人にいまだに平社員でいることを告げると、大変驚かれることがあります。

しかし、もうそれにも慣れ、逆に「平社員です」と言うことが快感にすらなってきました。

最近つくづく思うのですが、私はもともといい加減な人間で、自分自身を管理することもろくにできません。

ましてや人を管理することなどとてもできません。

人間的な魅力はある程度あるのではないかと思ってはいますが、人の上に立って管理をする、ましてや尊敬されるという技量は全く無い人間だと言うことに気づいたのです。

あのまま管理職にでもなっていれば、いずれ大きなミスをするか、問題を起こして辞職する羽目になっていたと思います。

今は、管理職からは経験の豊富な存在として頼られています(と思っています・・・)

他の社員の人たちからもベテランということで、一目置かれています。

そんな立場が割と気に入っています。

このように書いていけば、「人生で起きることは必然」というのは 私のように50代以降の人間が言うことなのかもしれません。

今だからこそそのように言えると思います。

若い頃悩んでいる真っ只中に「人生で起きる事は必然」と言われてもきっと納得はできなかったでしょう。

それでも人は、次のように問いかけるかもしれません。

「若い頃に事故で片足を失っていたとしてもそれは必然と言えますか?」と。

さすがにこの問いに対して「はい」と自信を持って言う事はできません。

しかし、「はい」と言える人が世の中に存在する事は確かです。

だから「50代以降の人が言える言葉」と言い方は間違いで、次のように言い換えることが正しいかもしれません。

「人生で起きる事は全て必然、と言えるように人生を生きてきた人が言う言葉」と。

そして、そんな人生に人は憧れるので、いまだに多くのところでこの言葉が使われるのかもしれませんね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

Konちゃんでした。