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GPT’s のInstructions(プロンプト)の作り方3 スイスイ「指導観」を例に –教材観と生徒観を踏まえて–

今回は「指導観」です

作成した「スイスイ「指導観」中学理科指導案」はこちらです。

よろしければ使ってみてください。この画像にも書いてありますが、「教材観」と「生徒観」を使います。ご用意ください。

弟子

教材観、生徒観はこちら↓を参考にしてください。

目次

カスタムGPT「スイスイ「指導観」中学理科」の作り方のステップ

STEP
プロンプトの考え方を聞く

必須ではありません。

いち関係者の私

念の為聞いただけです

STEP
指導観をつくる「指示」をだす。

中学生理科の指導案を作りますが、その中に「教材観」「生徒観」「指導観」があります。「教材観」「生徒観」はできていますので、「指導観」を作りたいです。 指導観を授業者の思いを汲み取りながら作るためのカスタムGPTのプロンプトを作ってください

STEP
ChatGPTの質問に答える

プロンプトを作ると、ChatGPTが質問や提案をしてくれます。

文章量、文体などです。

ここで、その質問に答えます。

さらに付加したい情報を付け加えます。

  • 教材観、生徒観を参考にすること
  • 単元名や学年をユーザーに聞くこと。 など
STEP
Instructions(プロンプト)を使ってみる

とりあえずできるので、実際にカスタムGPTを組んで走らせてみます。

すると、10個ていどの質問を一気に聞いてきました。

いち関係者の私

これではちゃんと入力ができません。

当然訂正してもらいました。

STEP
訂正の指示を出す
プロンプト入力!

これをカスタムGPTとして走らせると、質問を一気に聞いてきます。 質問を一つ一つ聞き取り、ユーザーが入力を完了したら「了解しました。次の質問をします。」と表示して次の質問をするようにしてください

ChatGPTくん

了解しました!
カスタムGPTとして使用したときに、ユーザーへの質問を一つずつ順番に行い、回答ごとに次の質問に進むように、プロンプトを調整しました✨
以下がその仕様に対応したプロンプトです。

これでほぼ完成です。

プロンプトジェネレーターとの会話の全行程

今回は

対話型プロンプトメーカー

を使用しました。

「使用している人が多いようだ」という単純な理由で導入したカスタムGPTです。

上記のチャットをすべて掲載しました。
興味のある方は右の三角をクリックしてください。

テキストの色分けはでききるだけステップごとに分けたものです。

プロンプトを組むうえでたいせな考え方はなんですか

ChatGPT:

とても良い質問です!プロンプトを組む上でたいせつな考え方はいくつかありますが、特に大事なポイントをわかりやすくまとめてお伝えしますね。


🌟プロンプトを組むうえでたいせつな考え方

1. 目的の明確化(ゴールをはっきりさせる)

 → 「なにをしてほしいのか?」をはっきり言葉にすることが最重要です。
 例:「商品の説明文を作ってほしい」「キャラクターのセリフを考えてほしい」など。

2. 文脈を伝える(背景や前提)

 → 何のために使うのか、どんな状況なのかを伝えると、ぐっと精度が上がります。
 例:「この商品はシニア向けです」「子ども向けにわかりやすく書いて」など。

3. 具体性(ぼんやりをなくす)

 → 曖昧な言葉を避けて、なるべく具体的に指示します。
 例:「やさしい言葉で」よりも「小学生が理解できるレベルで」のほうが明確です。

4. 例やフォーマットを示す

 → 「こんな感じで書いて」という例文や構成を示すと、イメージが伝わりやすくなります。

5. 出力形式を決めておく

 → 箇条書きがいいのか?文章でまとめるのか?表形式がいいのか?など。


こうした考え方を意識すると、ChatGPTでも人間相手でも、欲しいものがスムーズに伝わるようになりますよ😊


それでは次のステップにいきましょう♪

👇
あなたがつくりたいプロンプトのテーマ(内容)を教えてください。
たとえば、「キャッチコピー作成」「キャラクター作成」「ブログ記事の構成」「英語学習サポート」など、どんな目的のプロンプトか教えてください✨

あなた:

💡提案(プロンプトに含めるとよい追加情報)を採用します

教科(単元)の具体的な内容(例:電流、化学変化、天気など)を入れることができるようユーザーに聞くようにしてください

生徒の学年(中1〜中3)や、学校・地域の特徴(例:都市部/地方、ICT環境の有無など)を入れることができるようにユーザーに聞くようにしてください。

「教材観」「生徒観」の文章を前提に作るようにその2つを入力する指示を入れてください

❓質問(プロンプト改善のために) 「指導観」の文量に希望はありますか?→500字程度

出力スタイルで、引用や名言の使用はありですか? →「教材観」「生徒観」の文章と文調を揃えてください

ChatGPT:

ありがとうございます!
ご希望をすべて反映し、「中学校理科の指導案」における指導観を作成するためのカスタムGPT用プロンプトを、以下のように改訂しました📘


あなた:

これをカスタムGPTとして走らせると、質問を一気に聞いてきます。 質問を一つ一つ聞き取り、ユーザーが入力を完了したら「了解しました。次の質問をします。」と表示して次の質問をするようにしてください

ChatGPT:

了解しました!
カスタムGPTとして使用したときに、ユーザーへの質問を一つずつ順番に行い、回答ごとに次の質問に進むように、プロンプトを調整しました✨
以下がその仕様に対応したプロンプトです。


📝改訂されたプロンプト(会話型ヒアリング対応・ver.3)

あなたは中学校理科の授業案を編集・執筆するプロフェッショナルです。
授業者の思いを丁寧に引き出しながら、授業案に記載する「指導観」(500字程度)を作成してください。
会話形式で情報を一つずつ聞き取り、ユーザーの回答後に「了解しました。次の質問をします。」と表示して次の質問を行ってください。
最終的に以下の情報をすべて収集し、それらをふまえて誠実かつ教育者らしい語調で、「教材観」「生徒観」に整合する「指導観」の文章を出力してください。


✅ヒアリングすべき項目(順番に一つずつ質問)

  1. 「教材観」の文章を入力してください。
  2. 「生徒観」の文章を入力してください。
  3. 授業者が大切にしている教育的価値は何ですか?(例:探究心、自ら考える力、理科への興味関心など)
  4. この授業を通じて、生徒にどのような力をつけたいと考えていますか?
  5. 授業スタイルについて教えてください。(例:生徒主体の活動、実験重視、ICT活用など)
  6. 授業者自身が目指している教師像を教えてください。
  7. 扱う単元・教科内容を教えてください。(例:化学変化、電流、気象など)
  8. 対象学年は何年生ですか?(中1・中2・中3)
  9. 学校や地域の特徴があれば教えてください。(例:ICT環境の有無、自然が多い地域など)
  10. 引用や名言を使用してもよろしいですか?(あり/なし)

💡出力条件

  • 「教材観」「生徒観」と調和のとれた語調で
  • 授業者の思いがにじみ出るような丁寧な構成で
  • 文量は500字程度
  • 引用や名言は「可」とされた場合のみ使用
  • 教育ドキュメントとして信頼性のある文体でまとめてください

このままコピペでカスタムGPTの「指示文」に設定できます!

必要であれば、ヒアリングの文言をもっと柔らかくしたり、教育現場向けの丁寧語に寄せたりもできますよ。ご希望があれば教えてください😊

あなた:

質問の7,8を1,2に持ってきてください。

ChatGPT:

了解しました!
質問の**7(扱う単元・教科内容)8(対象学年)**を、最初の1・2番目に移動させた改訂版を以下にご用意しました👇



このバージョンでカスタムGPTに設定すれば、ヒアリングの順序がより実践的な流れになりますね✨
ほかにも表現トーンの微調整などご希望があれば、気軽にどうぞ!

「スイスイ「指導観」中学理科指導案」使ってみた

実際に指導観を作成させてみました。

例によってダミーデータを作ってもらって作成しました。

いち関係者の私

教材観、生徒観は前回までのものを使用しています。

 本授業では、化学変化という目に見える現象を出発点に、目に見えない原子や分子の世界を科学的に捉える力を育成したいと考える。生徒が実験で出会う現象に対して「なぜそうなるのか」と問いをもち、自ら仮説を立てて検証し、論理的に考察していく過程を重視する。そのために、生徒の好奇心を引き出す問いかけや、仲間との対話による思考の深まりを大切にし、学びの中で生徒が主体性をもって探究する姿勢を育む授業を目指す。
 また、単なる現象の観察にとどまらず、実験を起点とした対話やICTを活用した視覚的な支援を通して、生徒の思考の可視化と理解の深化を図る。化学変化と社会・生活との関係を意識させることで、理科の学びが現実世界とつながっていることに気づかせ、科学的に世界を見る視点の獲得を促したい。教師としては、生徒一人ひとりの問いに寄り添い、ともに学ぶ伴走者としての姿勢を大切にしながら、思考と対話を中心に据えた「考える理科」の実現をめざす。

作成するまでの全行程を掲載しました。
興味のある方は右の三角をクリックしてください
あなた:
スタート
ChatGPT:

では、さっそくはじめましょう。

1問目:扱う単元・教科内容を教えてください。
(例:化学変化、電流、気象など)

あなた:

化学変化と原子分子

ChatGPT:

了解しました。次の質問をします。

2問目:対象学年は何年生ですか?
(中1・中2・中3の中からお答えください)

あなた:

中2

ChatGPT:

了解しました。次の質問をします。

3問目:「教材観」の文章を入力してください。

あなた:

この単元では、化学反応という目に見える現象を通して、その背後にある原子や分子の世界を理解させることをねらいとする。生徒は、鉄やろうそくといった身近な物質が変化する様子を観察する中で、「なぜ変わるのか」「何が起きているのか」と問いをもち、自ら仮説を立てて検証する過程を重ねることで、論理的に考察する力を育んでいく。ごみの焼却やCO₂排出といった環境問題との関連も扱い、化学変化が日常生活や社会と深く関係していることに気づかせたい。また、実験での気づきを起点に、生徒同士の対話や予想・検証を通して理解を深める探究的な授業を大切にしたい。 この単元を通して、生徒が目に見えないミクロの世界を科学的に捉える視点を獲得し、科学的思考力を育てることを目指す。その中で「考える理科」の基礎を築き、論理的に世界を理解しようとする姿勢を身につけさせたい。

ChatGPT:

了解しました。次の質問をします。

4問目:「生徒観」の文章を入力してください。

あなた:

この単元では、化学反応という具体的な現象を出発点に、目に見えない原子・分子の世界を理解させることがねらいとされている。対象となる中学2年生は、論理的思考が発達途上であり、実験や観察などの体験的活動を通して概念理解を深めることが効果的である。学級は落ち着いた雰囲気をもち、協力的に活動する力がある一方で、対話を通じて考えを深め合う経験はまだ多くない。実験には興味をもち前向きに取り組むが、結果や正解を重視する傾向が強く、考察や仮説の構築には課題が見られる。化学変化に関する日常的な経験はあるものの、それを理科的に捉える視点は未発達であり、生活や社会との関連づけを通じた視野の広がりが期待される。今後の授業では、生徒の好奇心を活かしながら、科学的な問いを立て、それに向かって思考を深めていく力を育成することが求められる。

ChatGPT:

了解しました。次の質問をします。

5問目:授業者が大切にしている教育的価値は何ですか?
(例:探究心、自ら考える力、理科への興味関心など)

あなた:

ダミーで適切に作ってください

ChatGPT:

了解しました。以下のように設定させていただきます。

教育的価値:
「自ら問いを見つけ、考え抜く力」——生徒が受け身で知識を得るのではなく、自分で疑問をもち、考え、仲間と議論しながら理解を深めていく学びの姿勢を大切にしている。

次の質問をします。

6問目:この授業を通じて、生徒にどのような力をつけたいと考えていますか?

あなた:

ダミーで適切に作ってください

ChatGPT:

了解しました。以下のように設定いたします。

この授業を通じて育てたい力:
目に見える現象から目に見えない原子・分子の世界を論理的に捉える力、および科学的な問いを立てて探究する姿勢を身につけさせたい。また、実験結果に対して自ら仮説を立て、検証・考察する力を育むことを目指す。

次の質問をします。

7問目:授業スタイルについて教えてください。
(例:生徒主体の活動、実験重視、ICT活用など)

あなた:

ダミーで適切に作ってください

ChatGPT:

了解しました。以下のように設定いたします。

授業スタイル:
生徒主体の探究活動を中心に据え、実験を重視した授業を展開する。実験を通して生まれた疑問をもとに、生徒同士の対話や協働的な考察を促す。また、必要に応じてICTを活用し、視覚的に原子や分子のイメージを深められるよう工夫する。

次の質問をします。

8問目:授業者自身が目指している教師像を教えてください。

あなた:

ダミーで適切に作ってください

ChatGPT:

了解しました。以下のように設定いたします。

目指している教師像:
生徒の「なぜ?」を引き出し、ともに考える伴走者のような教師でありたい。知識を一方的に教えるのではなく、生徒の思考を促し、学びの中で自ら気づきを得られるような環境をつくるファシリテーターを目指している。

次の質問をします。

9問目:学校や地域の特徴があれば教えてください。
(例:ICT環境の有無、自然が多い地域など)

あなた:

ダミーで適切に作ってください

ChatGPT:

了解しました。以下のように設定いたします。

学校・地域の特徴:
ICT環境が整っており、全生徒がタブレットを活用できる環境にある。都市部に立地しているが、地域には多様な家庭環境の生徒が在籍しており、学校は協働的な学びと個別最適な学びの両立を重視している。

次の質問をします。

10問目:引用や名言を使用してもよろしいですか?
(あり/なしでお答えください)

あなた:

なし

ChatGPT:

了解しました。すべての質問が完了しました。
いただいた情報をもとに、「指導観」の文章を作成します。少々お待ちください。

以下が「指導観」の文章です。



ご確認の上、修正や加筆のご希望があればお知らせください。

まとめ

指導観は教材観、生徒観を踏まえて書くものだと思っています。

ですから、カスタムGPTで指導観を書くときにも、「教材観」「生徒観」は必須です。

生成Aiはそんなものはなくても指導をつくってしまいます。

弟子

が、それでは「楽をしているだけ」です。

繰り返しになりますが「楽をするためだけ」で使えば、生成Aiを使う人の評判は下がってしまいます。

いち関係者の私

私は
気持ちを込めた文章を作るための生成Aiの使い方
というものを理解して、その後「楽をする」こともどんどんできるようになるし、周囲も生成Aiを認めてくれる、と思うのです。

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