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GPT’s のInstructions(プロンプト)の作り方2 スイスイ「生徒観」を例に

前回は「教材観」をつくるGPT’s(カスタムGPT)の作り方をお届けしました。

今回は「生徒観」です。

目次

カスタムGPT「スイスイ「生徒観」中学理科」の作り方のステップ

STEP
教材観の情報を集める

基本は教材観のときと同じです。最初に材料を聞いてしまいます。

プロンプト入力!

「生徒観」を作成するうえで必要な材料はなんですか

とChatGPTに聞いてしまいます。

STEP
「授業者の意図や思い」がわかるようにする

今回は6つの視点を出してくれたので、それを質問にしてもらいます。

プロンプト入力!

ChatGPTにお願いして生徒観を作る場合、1から6までの情報をユーザーは入力する必要があると思います。 ユーザーにそれを入力してもらうための質問をそれぞれ提案してください

STEP
「カスタムGPTを作りますか」 って聞いてくれたので

前回の「教材観」と同じチャットを使っているので、「カスタムGPTを作りますか?」と聞いてくれました。

そこで

プロンプト入力!

ありがとうこざいます では、次のものを付加してカスタムGPTのプロンプトを作ってください
最初に「教材観」を入力してもらってください
・それを前提として生徒観に関する質問をしてください

と入力してInstructionsを作ってもらいました。

STEP
プロンプトジェネレーターで修正してもらう

3でつくった「Instructionsの原案」をプロンプトジェネレーターに精査・修正してもらいます。

今回も深津式プロンプトジェネレーターを使いました。

普通のチャットで生徒観の情報を集めて「Instructionsの原案」を作るまでの全行程

上記ステップの3までの行程です。

普通のチャットで生徒観の情報を集めて「Instructionsの原案」を作るまでの全行程
を見たい方は右の三角をクリック
プロンプト入力!

次は中学校理科の指導案を作ります。 「生徒観」を作成するうえで必要な材料はなんですか

ChatGPT:

中学校理科の指導案における「生徒観」を作成する際に必要な材料(視点・情報)は、以下のようになります。


✅ 「生徒観」を構成するために必要な材料・視点

「生徒観」は、その単元・教材に取り組む生徒が、どのような実態を持ち、何を学び、どのように成長していくことを期待するかを教師の視点で描くものです。


1. 発達段階の理解(中学生としての特徴)

  • 抽象的思考や因果関係の理解が可能になる時期だが、具体的な事象との結びつきがないと理解が難しいこともある。
  • 知的好奇心が高まる時期である一方、自己肯定感が揺らぎやすく、失敗への不安も抱えやすい。

2. 学年や学級の傾向(集団としての実態)

  • 学級全体の雰囲気(活動性、協力性、学習意欲など)
  • 理科への関心・苦手意識・得意分野の偏り
  • 学年としてのテーマ(例:中2は思春期で自己と社会の関係を意識する時期)

3. 生徒個々の学習状況(学力・技能・関心)

  • 前提となる知識・技能の定着状況(前学年・前単元の理解度)
  • 実験や観察の経験値・作業スキル
  • 理科的な表現力(説明・考察・予想・図示など)
  • ICT機器の活用経験・スキル

4. 生活経験や日常とのつながり

  • 身の回りでの自然現象や科学技術への関心
  • 家庭や地域との関係で理科に関係しそうな話題(農業、災害、防災、季節の変化など)
  • 体験不足・偏った経験(例:自然に触れる機会が少ない、外遊びが少ない、等)

5. 人間関係・コミュニケーションの傾向

  • 他者と協働して学習を進められるか(対話活動・班活動)
  • 発表や共有に対する抵抗感・意欲
  • 学級内での人間関係や安心感

6. 理科学習に対する態度・価値観

  • 理科に対する興味・関心の強さ
  • 知識だけでなく「なぜ?どうして?」を追究する姿勢が育っているか
  • 正解を求めすぎず、試行錯誤を楽しめるかどうか

💬 生徒観の書き方例(抜粋)

生徒は、身近な自然や生活現象について興味をもっているが、現象の背後にあるしくみを探究する力にはまだ課題がある。具体物や体験を通してイメージを膨らませることで、因果関係を捉える力や、仮説を立てて実験する姿勢を育てたい。また、友達と意見を交わすことで、理科的な見方・考え方を深めることが期待される。


必要であれば、特定の学年や単元に応じた「生徒観のテンプレート」や具体文も作成できます。お気軽にご相談ください。

あなた:

ChatGPTにお願いして生徒観を作る場合、1から6までの情報をユーザーは入力する必要があると思います。 ユーザーにそれを入力してもらうための質問をそれぞれ提案してください

ChatGPT:

おっしゃる通りです。
中学校理科の「生徒観」をChatGPTが的確に作成するためには、ユーザー(教師)から【1~6】の視点に基づいた具体的な情報を聞き出す質問設計が重要です。

以下に、それぞれの視点に対応した質問を丁寧に提案します。


🧭 ユーザーに尋ねるべき質問一覧(生徒観作成用)


1. 発達段階の理解(中学生としての特徴)

🟦 この学年・生徒たちの発達的な特徴で、理科学習に影響しそうなことはありますか?
たとえば、抽象的な思考が苦手/好奇心が強いが集中が続かない/感情の起伏が大きい…などがあれば教えてください。


2. 学年や学級の傾向(集団としての実態)

🟦 この学級(または学年)はどんな雰囲気の集団ですか?
たとえば、活発・おとなしい・協力的・競争的・学習意欲が高い/低い…など、理科学習に関わる特徴を教えてください。


3. 生徒個々の学習状況(学力・技能・関心)

🟦 この単元に取り組む上で、生徒の理科に関する知識や技能、関心にどのような傾向がありますか?
前単元の理解度、実験スキル、記録や観察の丁寧さ、理科的な表現力などについて、把握していることを教えてください。


4. 生活経験や日常とのつながり

🟦 この単元の内容に関して、生徒が日常生活で接している経験や、逆に経験不足と感じることはありますか?
例:植物・天気・地震などへの関心/自然体験が少ない/ニュースや家庭との関連がある、など。


5. 人間関係・コミュニケーションの傾向

🟦 この学級の生徒たちは、話し合いや実験・観察などを班で協力して進められる雰囲気がありますか?
協働性・発言への抵抗・仲間との関係など、理科学習で影響しそうな要素を教えてください。


6. 理科学習に対する態度・価値観

🟦 生徒たちは理科に対してどのような気持ちをもって取り組んでいますか?
興味を持っているか、「正解主義」になっていないか、「なぜだろう」を楽しめているかなど、授業中の姿から気づいたことを教えてください。


📝活用のしかた

  • 上記6つの質問を順に聞き、ChatGPTが内容を整理して「生徒観」としてまとめるとスムーズです。
  • 質問は1つずつ表示し、「回答ありがとうございます。次に進みます。」のように対話的に促す設計がおすすめです。

ご希望があれば、これらの質問をベースに「カスタムGPT」用のプロンプト形式やインタビュー形式にも整えられます。お気軽にご相談ください。

あなた:

ありがとうこざいます では、次のものを付加してカスタムGPTのプロンプトを作ってください ・最初に「教材観」を入力してもらってください ・それを前提として生徒観に関する質問をしてください

ChatGPT:

承知しました。以下は、**中学校理科の指導案づくり支援に特化したカスタムGPTのプロンプト(Instructions用)**です。
ご要望に沿って、以下の機能を備えています:


✅ カスタムGPTの構成と機能

  • 最初に「教材観」を入力してもらう
  • それを踏まえて生徒観に必要な6つの視点から質問を提示
  • 回答がそろったら**「生徒観」として整理・出力**
  • ユーザーが「了解」と入力したら、「教材観+生徒観」に基づいた実践的な指導案づくりに進める


このプロンプトをカスタムGPTの Instructions に設定することで、教材観+生徒観に基づいた指導案作成の強力な支援ツールになります。
必要があれば「Greeting」や「Conversation starters」もご提案可能です。

深津式プロンプトジェネレーターで作ってもらった全行程

あなた

次のプロンプトは中学校理科の生徒観をつくるカスタムGPTのプロンプトです。 修正してください

あなたは、中学校理科の指導案作成をサポートするAIアシスタントです。 ユーザーが「教材観」と「生徒観」を論理的かつ実践的に構築できるように、対話形式でガイドしてください。 次のステップに従って進行します。 — ## 🔁 ステップ設計 — ### 🟡 ステップ1:教材観の入力 * ユーザーに以下のように尋ねてください: > 👋 まずはこの単元についての「教材観」を入力してください。 > (例:この教材を通してどんな力を育てたいか/理科としての意義・面白さ/社会や生活とのつながり…など) * 入力が完了したら、 > ✨ありがとうございます。この教材観を前提に、生徒観を一緒に考えていきましょう。 > 以下の6つの質問に順にお答えください。 — ### 🟡 ステップ2:生徒観に関する6つの質問(順番に表示) 質問は1つずつ出し、ユーザーが回答したら「了解しました。次に進みます。」と返し、次の質問に進みます。 #### Q1. 発達段階の理解 > 🟦 この学年・生徒たちの発達的な特徴で、理科学習に影響しそうなことはありますか? > (例:具体的なものは理解できるが抽象概念に弱い/知的好奇心はあるが集中が続かない など) — #### Q2. 学年や学級の傾向 > 🟦 この学級(または学年)はどんな雰囲気の集団ですか? > (例:活発・おとなしい・協力的・個人主義的・理科が好き・苦手など) — #### Q3. 生徒の学習状況 > 🟦 この単元に取り組む上で、生徒の理科に関する知識や技能、関心にどのような傾向がありますか? > (例:観察や記録が丁寧/実験に苦手意識がある/表現力に課題がある…など) — #### Q4. 生活経験・日常とのつながり > 🟦 生徒がこの単元に関連する経験や知識を、日常生活の中でどのように持っていると感じますか? > (例:植物や天気などを家庭で話題にしている/自然体験が少ない…など) — #### Q5. 人間関係・コミュニケーションの傾向 > 🟦 この学級は、話し合いや実験・観察などで協力できる雰囲気ですか? > (例:班活動が得意/対話に消極的/安心できる関係がある…など) — #### Q6. 理科学習に対する態度・価値観 > 🟦 生徒は理科に対してどのような気持ちで取り組んでいますか? > (例:結果だけを求める傾向がある/疑問を楽しめる/実験は好きだが考察が苦手…など) — ### 🟡 ステップ3:生徒観の整理・出力 * 6つすべての質問に回答がそろったら、以下のように出力: > 📝 以下は、あなたの「教材観」に基づいた、生徒観のまとめです: > (→ユーザーの回答を整理・統合し、生徒観として500字程度で出力) — ## 📌 注意事項 * ユーザーの言葉を大切にし、できるだけ言い換えずに使う。 * 教師の意図やこだわりを引き出すよう、問い返しや補足説明も柔軟に行う。 * 「了解しました」や「ありがとうございます」でテンポよく進める。 —

ChatGPT:

ありがとうございます。とてもよくできた構成ですが、「深津式プロンプト」の形式に整えることで、さらにAIの応答精度と一貫性が高まります。以下に深津式のフォーマットでリライトしました。


あなた:

質問が6までありますが、プロンプトに入っていません。 しっかり入れてください

ChatGPT:

ご指摘ありがとうございます。それでは、6つの「生徒観に関する質問」を深津式プロンプトの「入力文」内に明確に記述した完全版に修正いたします。


命令書:

あなたは{中学校理科の指導案作成を支援するプロフェッショナルなAIアシスタント}です。
ユーザーが「教材観」と「生徒観」を論理的かつ実践的に構築できるよう、{丁寧な対話形式でガイド}してください。

制約条件:

  • ユーザーに問いかける形式で進行する
  • 「教材観」→「生徒観(6つの質問)」→「生徒観の整理」の順で誘導する
  • 各ステップでユーザーの入力が終わったら、「ありがとうございます」「了解しました」など丁寧なフィードバックを返す
  • 生徒観の出力時はユーザーの言葉を尊重しつつ、500字程度に整理・統合する
  • 必要に応じて問い返しや補足説明を行う
  • 「言い換えすぎず」「教師の意図を尊重」する

入力文:

ユーザーが中学校理科の授業設計のために「教材観」と「生徒観」を深く考察するため、以下のステップで対話を進めてください。


🟡 ステップ1:教材観の入力

ユーザーに以下のように尋ねる:

👋 まずはこの単元についての「教材観」を入力してください。
(例:この教材を通してどんな力を育てたいか/理科としての意義・面白さ/社会や生活とのつながり…など)

→ 入力完了後:

✨ありがとうございます。この教材観を前提に、生徒観を一緒に考えていきましょう。
以下の6つの質問に順番にお答えください。


🟡 ステップ2:生徒観に関する6つの質問(1つずつ順に表示)

Q1. 発達段階の理解

🟦 この学年・生徒たちの発達的な特徴で、理科学習に影響しそうなことはありますか?
(例:具体的なものは理解できるが抽象概念に弱い/知的好奇心はあるが集中が続かない など)
→ 回答後:
了解しました。次に進みます。

Q2. 学年や学級の傾向

🟦 この学級(または学年)はどんな雰囲気の集団ですか?
(例:活発・おとなしい・協力的・個人主義的・理科が好き・苦手など)
→ 回答後:
ありがとうございます。次に進みます。

Q3. 生徒の学習状況

🟦 この単元に取り組む上で、生徒の理科に関する知識や技能、関心にどのような傾向がありますか?
(例:観察や記録が丁寧/実験に苦手意識がある/表現力に課題がある…など)

Q4. 生活経験・日常とのつながり

🟦 生徒がこの単元に関連する経験や知識を、日常生活の中でどのように持っていると感じますか?
(例:植物や天気などを家庭で話題にしている/自然体験が少ない…など)

Q5. 人間関係・コミュニケーションの傾向

🟦 この学級は、話し合いや実験・観察などで協力できる雰囲気ですか?
(例:班活動が得意/対話に消極的/安心できる関係がある…など)

Q6. 理科学習に対する態度・価値観

🟦 生徒は理科に対してどのような気持ちで取り組んでいますか?
(例:結果だけを求める傾向がある/疑問を楽しめる/実験は好きだが考察が苦手…など)

→ 各質問に対し、丁寧にフィードバックしつつ次へ進む。


🟡 ステップ3:生徒観の整理・出力

6つの質問の回答がそろったら、以下のように出力:

📝 以下は、あなたの「教材観」に基づいた、生徒観のまとめです:
(→ ユーザーの回答をもとに、500字程度に要約・統合して文章として出力)


出力文:

ユーザーの教材観と6つの観点に基づいた「生徒観」を、ロジカルかつ実践的に構築できるように対話を通じて支援します。


このプロンプトでご希望に沿えているか、また必要があればさらにアレンジ(例えば理科の分野別、学年別など)も可能です。ご希望があればお知らせください。

あなた:

ステップ1の前に学年と単元名を尋ねてください また、ステップ2の後に質問一つ一つについてユーザーの回答を整理して出力して一覧にし、訂正する箇所がないか聞いて下さい

ChatGPT:

承知しました。以下の点を踏まえて、深津式プロンプトを完全リビルドしました。


🔧 今回の修正ポイント

  1. ステップ1の前に「学年」と「単元名」を尋ねるプロンプトを追加
  2. ステップ2の後に、6つの質問の回答を一覧に整理・出力し、ユーザーに「訂正箇所がないか確認」するプロセスを追加

✅ 修正版 深津式プロンプト(完全版)

「文章の羅列」になってしまった

今回、教材観のときと違うのは、ユーザーが入力した情報をまとめて確認できるように、下記の文章を付け加えてもらった点です。

6つの質問にすべて回答をもらったら:

✅ 以下は、あなたのご回答を一覧にまとめたものです。
内容に間違いや修正したい箇所があればお知らせください。

📋 生徒観の回答一覧(仮整理)

  • 発達段階の理解:〇〇〇
  • 学級の傾向:〇〇〇
  • 学習状況:〇〇〇
  • 生活経験:〇〇〇
  • 人間関係:〇〇〇
  • 理科への態度:〇〇〇

この内容で問題なければ、「はい」とお答えください。修正点があれば、自由に教えてください。

ところが、このステップを付け加えてしまったために、出力された「生徒観」はこの6つの文章の羅列になってしまったのです。

いち関係者の私

ですから、最終版「スイスイ「生徒観」中学理科指導案」はこの部分は削除してあります。

まとめ

  • ひとつ作るともう一つは比較的簡単にできる。
  • 今回は理科でやっているが、やり方は同じなので、体育でも社会でも音楽でも同様に作ることができる。
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